梅雨の季節はジメジメして本当に嫌ですね。
湿気は多く、気温は高く、体調を壊しやすい季節です。
湿気と蒸し暑さで精神的にも、体調的にもダル~くなります。
「部屋は湿気でカビが増えるし・・・」
「なんか体はダルイし・・・」
「花粉症かな?」
「こどもの咳(せき)が気になるなぁ?」
こんな経験はないでしょうか?
梅雨時は1年で特に注意が必要な季節です!!!
そこで今回は、梅雨を健康に乗り切りたのしい夏をエンジョイするために、知っておきたい梅雨のカビ対策としまして
- 梅雨の定番!カビ対策の重要性について
- 知っておきたい!カビの種類
- カビが原因?体調不良の症状
- ずぼらな私でも出来る!そんな梅雨対策とは?
・・・などなどについて、簡単にわかりやすくまとめました! (´∀`*)
梅雨のカビ対策 なぜ必要なの?
「カビ」と聞くと古い食べ物やお風呂場が思い浮かびますが、
梅雨時は家中にカビが発生します。
カビが発生する場所を簡単にまとめると・・・
- 台所
- たたみ
- 布団
- 窓のサッシ
- 壁
- クーラー
- 車のクーラー
あくまで一例ですが、条件によりさらに広範囲に発生します。
梅雨時は湿気が多く、カビが大量増殖する絶好のチャンスなんですね。
特に注意が必要なのは、湿度65%以上の気温が20°~25°位の時期です。
カビは「湿気・温度・不衛生な環境」この3つの要素で増殖します。
最近は住宅やマンションなどでも密封性の高い建物が多いです。
その結果、梅雨時のカビ被害は激増していまして酷いケースでは壁紙がはがれる被害も報告されています。
それだけのカビが家に発生すると、重大な影響がでると思いませんか?
気付かないだけで、人体への影響は計り知れないものなのです!
それに加えて、カビは悪臭の原因にもなるのです。
特に悪臭の発生する場所としては
- 台所
- お風呂場
- クーラー
- トイレ
などですが、いずれの場所も生活のすべてに密接に関係しています!
ジメジメして鬱陶しいだけでなく、悪臭や体のダルさと、何も良い事はありません。
知っておきたいカビの種類
専門的に調べると、かなりの種類になりますので
今回は日常生活で、もっとも影響を受ける種類だけに焦点をあてます。
代表的な種類
白癬菌・・・・水虫を引き起こすカビ
トリコスポロン・・・・肺炎を引き起こすカビ
アスペルギルス・・・・喘息を引き起こすカビ
※カビの種類は他にも多数存在します。
今回は代表的な種類を抜粋しました。
カビには様々な種類があり、体に影響のないカビも存在します。
例えば、チーズ・ビール等はカビを利用して作られていますね。
しかし、食中毒を引き起こすようなカビは「カビ毒」が強く食中毒を引き起こすだけではなく、がんを引き起こす原因ともなります。
強い毒性を持つカビ毒の場合は、人間の「脳」「腎臓」「肝臓」などにも影響をあたえます。
中には強い発がん性を有するカビ毒も存在しますので、注意が必要ですね。
カビが原因?体調不良の症状
カビが原因の症状として最初にあげられるのが「咳(せき)」です。
ではなぜ咳(せき)が出るのでしょうか?
じつは、カビが原因で2種類の症状が発症するんです!
- カビによる感染症
- かびによるアレルギー反応
ここで知っておきたいのは、
免疫力が低下している人は感染症に掛かりやすく
アレルギー反応は免疫力に関係なく発症します!
※画像はイメージです。
アスペルギルスというカビが原因で起こるアレルギーの症状に「アレルギー性気管支肺アスペルギルス症」という症状があります。
※症状は気管支喘息と大変似ています。
主な症状としまして、最初に湿った感じの咳が出始めて微熱が出ます。その後ゼイゼイと息苦しくなり、息切れを繰り返し最悪の場合は呼吸困難になります。
喘息の経験がある人は判ると思いますが、本当に苦しいですよね?管理人も子供の頃は本当に苦しみました。
私の場合はおそらく「エアコン」が原因だったと思います。初めての経験で本当に苦しみました。
※治療法は抗真菌薬と吸入ステロイドだったと思います。
「何かおかしい?しんどい。」
そう感じたら早めの受診をおすすめします!
さらに深刻なケースは「夏型過敏性肺炎」の場合も!?
夏型過敏性肺炎とは?
トリコスポロンというカビが原因でおこる肺炎です。
肺の中にトリコスポロンが侵入すると、慢性的なアレルギー反応を引き起こします。その結果、肺が炎症をおこし、何度も肺炎を繰り返す恐ろしい病気です!
入院すると治るケースが多いそうですが、その場合は完璧にトリコスポロンが原因です。
対処法は、カビを体内に侵入させない事しかありません。重大な病気と併発すると命の危険も考えられます!
梅雨のカビは食中毒の原因!?
湿気が高くなり暑くなる季節は食べ物が悪くなりやすいものです。
実際にこんな経験をした人も多いと思います。
例えば、変な臭いがしたり、見た目に変化が見られる・・・。
このような場合は口にせず処分するというのが一般的ではないでしょうか。
しかし、中には見た目に変化が見られない食べ物もありまして、その代表格と言えるのが「ピーナッツ」です。
じつは以前、ピーナッツから「アフラトキシン」という強いカビ毒が検出されたのを新聞で読みました。
どのように毒性が強いかは覚えていませんが、そうとう悪い毒なんだと思います。(苦笑)
また、最近は検査が厳しく行われているそうですがピーナッツ加工食品も含めて、念の為に、開封後時間が経ち過ぎた商品は注意しましょう。
ずぼらな私でも出来る!そんな梅雨対策とは?
「梅雨対策=カビ対策」と言っても過言ではありません。
カビを発生させない環境を作れば、健康に過ごす事が出来るのです。
大変そうに感じるかもしれませんが簡単なことから予防はできます。
1) 除湿機を活用しよう!
除湿機で梅雨時の湿度をコントロールしましょう。
大体50%前後に調節すれば良いとされています。
また昼間は十分風通しを良くし、換気をしましょう。
2) 乾燥材を有効活用しよう!
色んな商品に乾燥材が付いてくるハズですね。
その乾燥材を捨てずに利用します。
梅雨時は雨が多いので、布団を干すのも油断出来ませんね。
そういう人は乾燥材を押し入れの中に使用したり、ベッドを使っている人は布団の下に使用します。
布団乾燥機を持ってる人はそれでOKです。(´∀`●)
持ってない人は、除湿機や乾燥材を十分利用しましょう。
※乾燥材は普段使用しないバッグや財布の保存にも活用できます。
3) 市販のクーラー洗浄液でクーラーを掃除しよう!
クーラーの掃除は必ずしましょう。
業者を利用すると、1台あたり約4000~6000円程で掃除してくれます。
※値段は管理人の経験です。
最近はホームセンター等で自分で掃除できる商品も販売されています。
使い方も簡単ですので、掃除は必ずしましょう。
4) 冷蔵庫を掃除しよう!
食中毒対策の肝は掃除です。
カビ菌は綺麗な場所を嫌いますから、掃除しておけば問題ないです。
忘れた場所にカビてしまった食材はありませんか?
部屋を掃除しても肝心の冷蔵庫がカビ菌の温床となっていては・・・(怖)。
食中毒は思わぬ所からやってきます。
常に綺麗に保つのが理想ですが、せめて季節の変わり目くらいは掃除しましょう。
換気に簡単な掃除、くわえて乾燥剤を利用すればカビ対策は出来ます。
本格的に対策するのは良い事ですが、簡単に出来る事から続ける事がなにより重要です。
健康で楽しい夏を迎える為にも、簡単な対策から始めましょう!(´∀`●)
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