京都の夏といえば地蔵盆ですね。
関西の方にはお馴染みでしょうが、関東やその他の地域の方には「地蔵盆?」「なんやそれ?」って感じでしょうか?
他府県の方には今イチどんな行事かわからない「地蔵盆」
京都の夏を語るには絶対に外せないイベント「地蔵盆」
今回はとことん解説していきますよ!
まずは地蔵盆の由来について詳しく紹介しますね~♪
地蔵盆の由来とは?
そもそも地蔵盆とは、子供を地獄の鬼から守るために行われてきた行事です。
その歴史は古く平安時代にまでさかのぼります。
地蔵盆の歴史
本来地蔵盆は、全国各地で行われる行事だったのです。
しかし、風習の違いや信仰の違いで主に関西地方で盛んに行われるようになりました。
京都では室町時代に大流行したそうで、その頃から各町内に地蔵菩薩が祭られていたのですね。
京都とは逆に関東地方では、歴史そのものが浅く、江戸時代になってようやく地蔵菩薩が祭られるようになったそうです。

関東は地蔵菩薩よりもお稲荷様が根強く信仰されていたのですね。
そんな地獄の鬼から子供を守ってくれる!
強い「地蔵菩薩」ってどんな神様?仏様?なんでしょう・・・
管理人がわかりやすく「むかし話」にしました。(´∀`●)
はるか昔、御釈迦様が入滅後世の中は不安だらけになりました。
そんな中、ヒーローとして現れたのが「地蔵菩薩」です。
地蔵菩薩は本来、一般人が信仰する「神様」だったのです。
そんな神様だった地蔵菩薩ですが、御釈迦様入滅後人々を守るために様々な世界を駆けまわります。
神様と言われ信仰されてきた地蔵菩薩でしたが
なんと!仏教界にも属していたそうです。
仏教界にも属していたから、御釈迦様の代わりに人々を守る役目を担っていたのです。そんな地蔵菩薩が回った世界は、天界・地獄界(修羅・飢餓・畜生)・人間界・・・六道全てを人々の為に回っていたそうです。

まさしく、その時代のヒーローですね。
そんな地蔵菩薩の活躍はこの世に「弥勒菩薩」が登場するまで行われました。
その後は村を守り、子供を守る守護神として信仰されるようになります。
- 子供を地獄の鬼や災いから守る
- 地域や村を守る
これが現代にまで続いている地蔵菩薩の役割です。
地蔵盆の時期は?
地蔵菩薩の縁日が23日と24日と言われています。
基本的に8月の23日~24日を基準とします。
最近は準備する町内会により日程は様々です。
8月23日~24日を目安にした土・日曜日 に行われる地域が多いです。
また少子化の影響や地域の過疎化で2日間の日程ではなく
1日で終わる地域も増えてきています。
少しさびしい感じですが、子供が主役の行事ですから
仕方がないかもですね。
地蔵盆って何するの?お祭り?
地蔵盆に何を行うかは、他府県の方は知らないと思います。
まず、子供たちにとって地蔵盆は、お祭りみたいな感じですね。
ちなみに管理人の住む地域では、お地蔵様にお供えをし、その後、お坊さんがやってきて子供たちに「ありがた~い話」をしてくれます。
その後はゲームや福引、お菓子などが配られます。
地域によっては簡単な屋台も出ますので、大人も少しは楽しめます。(笑)
また、夜には盆踊りをする地域もあります!!

夜店があって盆踊り・・・完全なお祭り状態ですね。
地域によるかもですが、管理人の地域では地蔵盆の期間は、子供の名前が入った提灯を吊るします。
地域によっては少子化の影響で、大人だけの地蔵盆もあるそうで残念な話ですが、未来にもこの行事を伝えてもらいたいですね。
地蔵盆の時期は子供にとっては夏休み最後のイベントとなります。夏休みの思い出に楽しむ子供も多いですからね。
そして、地蔵盆が終わると楽しかった夏休みもそろそろ終わる合図です。
大人も子供も夏の終わりを感じるイベントでもありますね。
毎年の行事ですが、知らなかった事も多いです。
今年は少しの知識をしっておくだけでも
楽しみが増えるかも?
参考になれば嬉しいです。
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