今回は、金のなる木を挿し木で増やした方法について
私の経験から紹介します!
ぷっくりとしたツヤがあり、
肉厚な葉っぱが可愛らしい金のなる木。
「金のなる木」と呼ばれるのは、
葉っぱの形状が硬貨に似ているというところからきているそうで、
英語では doller plantと呼ばれています。
ところで、「木」と呼ばれてはいますが、
じつは、もともと南アフリカ原産の「多肉植物」なんですよ。
この可愛らしいカネノナルキですが、
とても簡単に増やす事が可能です。
あまりに簡単すぎて
拍子抜けするかもですけど、
ぜひ参考にしてください!!
金のなる木を挿し木で増やす方法!
作業自体は段取りさえ出来れば
超簡単ですので、まずは
事前準備について説明しますね!
準備するもの
- ハサミ
- 新しい土
- 鉢底用の軽石
- 植木鉢
- 底穴用ネット
→ようは鉢植えの基本セットですね。
金のなる木を増やす事前準備
まず、土や軽石が落ちないように
植木鉢の底穴にネットを敷きます。
次に、底から2cmくらいまで鉢底用の軽石を入れます。
(水はけをよくするため)
そして、植木鉢の上から3cmくらいまでの高さまで土を入れます。
(この3cmは水やりの際に水があふれないようにするためのスペース)
ここまでが準備段階です。
金のなる木の増やし方
- ハサミで親となる木の枝の先端から約10㎝くらいのところで切ります。
- 準備した植木鉢に指で穴を開ける。
- 切った枝を穴に挿す。
これだけです。(笑)
笑っちゃうかもですが本当にこれだけなんです。
先端の二葉だけ残して切ったものでも発根します!
ズボラな私は伸びすぎた枝を切って、
すぐに適当な植木鉢にそのまま挿しましたが、
一応根付いて育ってくれています。
念のため色々調べてみると、
切った部分を2~3日乾燥させてから
土に挿した方が良いみたいです。
土に挿した後は2~3週間で発根しますが、
水やりは必要ありません!
ちなみに親木の切った枝の近くからは、
また新たな芽が出てきています。
もともと、この「金のなる木」は
南アフリカ原産の多肉植物ということもあり、
乾燥よりも水のあげすぎの方が良くないようです。
実際に私が他の植物のように
「水挿しで増やそう!」と思っても、
まったく上手くいかなかったのは・・・
乾燥するステップが無かったからかもしれません!
ちなみに私は普通の土で育てていますが、
カネノナルキは他の植物に比べると・・・
- 水やりの回数が少ない
- 土が乾燥していることが多い
- 特に夏場は土自体がカラカラになっている
- 水やりをしても水が固い土を通り抜けてそのまま受け皿にたまる
という状態になっています。
とても植物を育てている環境には思えませんが(苦笑)
それでもカネノナルキは育っています!
あのカチカチの土を見ると
「居心地が悪そうだな~」と、思いますけどね。
また、私の義母は
さらに大きなカネノナルキを育てています。
この鉢を少し動かしたときに、
たまたまポロっと落ちてきた葉っぱを見たら、
発根しているうえに、ちい~ちゃな芽のようなものが!
以前に取れた葉っぱがそのまんまになっていて、
根っこが出てきていたのでしょうね。
そうです。
多肉植物は葉っぱだけになっても、
「その付け根から発根して根付いて育つ」
という増え方もあるんです!
これを葉挿しと言います。
この方法は、
「切り口を乾燥させてそのまま土の上に置く」という方法です。
落ちた葉を放置するだけでも
自然に発根する生命力。
なので、それほど手を加えなくても
見守るだけで良いんですよ。
最後にまとめると、
カネノナルキを増やそうと思った場合
- 剪定を兼ねるなら挿し木で増やす!
- 親木の形を変えずに増やすなら
数枚葉っぱを取って葉挿しで増やす!
・・・という事になりますね。
扱いやすい観葉植物なので、
ぜひチャレンジしてくださいね。
最後に
いかがでしたか?
今回は金のなる木の増やし方について
私の経験から紹介しました。
あまりの簡単さに拍子抜けしたんじゃないでしょうか?(笑)
そもそも、私自身が育てることになったきっかけは、
母が実家にあったカネノナルキの枝の先端をくれた事でした。
2枚だけ葉っぱがついた状態で切って、
土にポンっと乗っけた状態で
「これで育つから」と。
「え?こんな先っちょだけの状態から育つの!?」
・・・と、最初は半信半疑で育て始めましが、
そのうち自然に根付いて成長してくれましたし、
水やりがおろそかでも全く弱る様子もなく、
「丈夫な植物なんだ~」と感じたからです。
実際に水やりを忘れがちな私でも(苦笑)
無事に育てることが出来ていますから。
とても育てやすい観葉植物なので
ぜひ、あなたも金のなる木を増やしてみてください!
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